ウレシカ整体
- 2023年9月12日
- 読了時間: 3分

トキワシノブに教わる

暑かった夏も少し収まったような、そうでないような、

そんな今日この頃（こんなコロコロ変わられたんじゃ、涼しくなったね～なんて気軽に言えねえわ！(笑)）

けっこうな頻度で「先生、この草枯れてるよ」っと、このトキワシノブを見て言われます。

上から目線の言い方をする方もいれば、ご丁寧に教えてくださるような言い方をされる方など様々なんですが、そのたびに僕は「あなたはそう思うんですね」と心の中で言い、一回受け取るようにしています。なるべく僕は自分の感情はフラットにしておきたいと日々心掛けているので、そうするようにしています。

余談ですがもの凄く嫌みな言い方をされた時は「あなたはそう思うんですね」って返すと大抵黙ります(笑)

話を戻して、結論を言うとね、「枯れてないんですよ」トキワシノブってのはものすごく丈夫で加湿にも水切れにもとても強い植物で、置き場所はあまり強い直射日光が当たらない半日陰が望ましいんですが、まあまあどこでも育つ植物みたいですね。

漢字で書くと「常盤忍」、常磐は常緑の意味、「忍」は「堪え忍ぶ」、性質が強いためつけられた呼び名だそうです。名前からも強そうな感じが伝わります。人間もね、今この時の調子が悪いからといって、それがその人の全てではないと思いたいし、目に見えている表面だけを見てダメだと決めつけたくはないなぁと思うわけです。

自分の人生を振り返っても、最悪な人間だったと後悔する時期もあったし、今はあの頃よりは少しマシになったけれど、仏のようかといわれれば足元にも及ばないワケで、

もしもある人が枯れたように元気がないからといって「もうあの人はダメだ」と見限るのは早い気がしたり、

本人が諦めてないならばもう少し手を貸そうと思ったりもするわけです。

そんな甘い事を言ってると「一緒に腐るぞ」とも忠告される事もあったりします。

でも昔の自分と比べたらまだマシだなこの人。って思える間は手を貸したいなと。

そんな心持にさせてくれるのがトキワシノブなんです。