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執筆者の写真ウレシカ整体

CASE75 多発性硬化症

更新日:2020年7月31日


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▼ 多発性硬化症

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多発性硬化症とは簡単に説明すると「炎症によって神経を覆うカバーが壊れて神経がむき出しになり、それが体のあちこちにでき、再発を繰り返すうちに痛んだ箇所が古くなると硬くなる」指定難病です。原因はハッキリと解ってはいないが、自己免疫が関係しているのではないかと考えられています。日本では10万人に8~9人いると推定され約12000人の患者がいるそうです。


昨日、多発性硬化症と診断されたお客様がいらっしゃいました。約10年ほど前から左足が思うように動かなくなり、太ももは上げられず、足首から先は力が入らず、だらっと垂れ下がってしまうため、腰を捻って足を投げ出すようにして歩いていました。「多発性硬化症」と診断されるまでに5年かかったそうです。薬の副作用もあり、20kgも太ってしまい腰痛にもなりました。狭窄症と診断を受け手術もしました。でみ、痛みは残ったまま、2か月に1度は痛くて起き上がれないほどです。70台で回れる位に上手で大好きだったゴルフをプレーするのも段々と辛くなり、今では楽しいと思えなくなりました。


さて、今日、僕に出来る事は何か?また、何をしてはいけないか?ここの判断を間違えると大変な事になります。



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▼ 出来る事と出来ない事の線引き

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問診を終え、ベッドまで歩く姿を見ておおよその見当は付いたけど、改めてどんな動作ができないかを確認した。「座った状態からモモが上がらない。」「仰向けで寝てもモモが上がらない」、「モモをあげた時に膝は自然と外側に開いてしまう」ざっとこのような状況というのが解ったので、目星をつけた筋肉を解していくと膝が外側に開かなくなり、しかも自分の力でモモを上げる事ができるようになった。試しに立ってもらうと足をつく感覚が少し戻ってきた様だった。続いて腰と膝の連動が起きるように調整、両脚に体重が均等に乗るように調整し、腰への負担を減らした。施術後、つま先が垂れ下がる感じは少し残ってはいたが、足裏で立つ感覚が戻り、モモをしっかりと上げて歩けるようになったので、脚をつく時の怖さが減ったと喜んでいた。足首の捻挫を防ぐために巻いていたサポーターもいらなくなったので帰りは、サポーターを外したまま靴を履いて帰られました。

 多発性硬化症の治療について僕に出来る事は何もない。けれど、左脚をかばっていた右足の疲労や腰の疲労は緩和することはできる。左足の可動についても適切に解していけば、自分の力で上げれるようになることが解った。気をつけなければいけないのは、「炎症を起こさない事」炎症が起これば、神経を傷つけ、病気の進行を促す恐れがあるから、これだけは気をつけなければならない。決して力で解すのでは無く、焦らず慎重に、自然に筋肉が解れるように。


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