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  • 執筆者の写真ウレシカ整体

それは神の手?魔法の手?

この仕事を長く続けていると、お客様から難症患者をご紹介いただく事が増えてきました。

これはお客様からの信頼と期待の表れであると感じてます。

・色々調べて、何処に行ってもダメだった。

・お医者さんでも原因が解らないと言われた。

・もう半ば治らないと諦めている

などなど、それはそれは気の遠くなるような辛い毎日を過ごしてこられたのだと思います。

そして、何かのご縁で僕の存在を知り、来店されるのだと思います。

しかし、ここでハッキリさせておきたい事があります。

それは、「僕の手は魔法の手でもなければ神の手でもない」ということです。

長い間その辛い症状で苦しんでこられた事と思います。一日も早くその苦しみから「解放されたい!」「原因を知りたい!」と願っていることでしょう。

「そうだよ!だからここに来たんじゃないか!なんとかして欲しいんだよ!さっさと治してよ!あんたならなんとかしてくれるんだろ!?原因はなんなんだよ!?」きっとこんな気持ちでいっぱいなんだと思います。

しかし、僕はお客様が求めるように応えることはできません。

僕の考えはこうです。

たまたま、今まで上手くいった人がいただけであり、必ずしもあなたの症状を癒すことができるわけではない。

症状が消えても原因なんて解らない。僕が正解を知っていて、施術をしているのではなく、「お客様に繰り返し質問しながら、一緒に正解を探していった結果、辿りついた先がどうやら正解なのかもしれない」ということ。

原因なんて断言できない、人それぞれ違う。

施術中は「こうしたらどう?」「こっちとあっち、どっちが楽?」「最初と今では、どう?」など質問責めです。

一緒になって正解を探していきます。

このやりとりにウンザリする人も中にはいると思います。

体が辛いのも、楽になるのも本人しか解らない感覚です。

僕の今までの経験を基に「こうやったらどうだろう」を投げかけ、「楽になった」を基に

また、「こうやったらどう?」を投げていく、キャッチボールの繰り返しです。

だから、一回の施術も時間がかかります。一回の施術で解答が10個も見つかる時があれば、1個しか見つからない時もあります。

毎回、確認作業を繰り返しおこない、一つ一つ解答が見つかるまで探さなければなりません。

お互いとても根気のいる作業です。

このキャッチボールをしたくない、できない。

「さっさと解答をくれ!」、「早くなんとかしてくれ!」という人には残念ながら上手くいかない事の方が多いです。

僕がなんとかするんじゃないんです。

「あなたと共になんとかするんです」

それはとても根気のいる作業です。

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