CASE52 肘の痛み(テニス肘?) 50代男性 会社員 バドミントンは生涯スポーツといわれ、その年代、体力にあった楽しみ方ができるのでプレイヤーの年齢は幅広い。僕は中学生の頃はバドミントン部に所属しコーチからは「お前のプレーは天才か馬鹿、いったいどっちかわからん」といわれていたプレーヤーであったが、残念ながら紙一重の差で天才の方ではなかった。しばらくラケットは握っていないが今でもたまに、シャトルを夢中で追いかけていた時のことを思い出す。 バドミントンをやり続けて約30年、その男性は現在も週に2~3回の練習をこなし、大会にも出場するほどだ。しかし、体は万全ではなかった、両膝の痛み、シューズの脱ぎ履きでしゃがむことが困難で、しりもちをつくように床に座らなければいけない程に膝は曲がらなくなっていた。プレー中、バックハンドでシャトルを捌くときに肘周囲に痛みが出てしまい、プレーに支障をきたしていたそうだ。 2週間後に大会を控え、練習をしていると、痛みが出て、一日二日休んでも痛みが消えないので来店。
お仕事で転勤が多く、その住んだ先々で「腕がいい」と聞けば足を運び、その度に様々な先生にその肘や膝は診てもらってきた。肘は「テニス肘だね」といわれ、それで終わりだったこともあったそうだ。時間になったハイ終わり。とか、まともに診てくれる先生には出会わなかったそうだ。なんともお粗末な話だろうか・・・それでも「腕がいい」との噂が広まるのは正直羨ましい(笑)
さて、肝心の肘の状態であるがバックハンドの時に痛む筋肉は「指伸筋」であることが、動作確認から解ったので、次はその痛みを誘発している筋肉を探し、そこの硬結(硬くなってる筋肉)を解し、動作確認。この工程を2~3回繰り返し、バックハンドの動作をしても痛みが出なくなったので本日は終了。
炎症が起きているワケではなかったので痛みがすぐに消えて良かった、これで大会には間に合うでしょう。
しかし、これってテニス肘だったのでしょうか?間違った診断されると間違った対処法をおこなってしまい、長引かせたり、悪化させることがあるので気をつけましょう。
オマケですが、膝もしっかりと曲がるようになって、屈伸ができるようになったのでバンバン、ジャンピングスマッシュも出来ると思います。大会後のケアの予約も入れて行ってくれたので、大会後の報告を聞けるのがとても楽しみです。
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