30代 女性のCASE
テニスをはじめて15年以上、いわゆる「テニス肘」と言われる症状がたまに出る
「テニス肘」は競技者のみならず
料理人、マッサージ師、筆記作業の多い事務、オペレーターなど、誰でも起こりうる症状である
大まかに下の2つの条件に当てはまる場合はテニス肘になりやすい
・指先を酷使し、負荷のかかる作業が繰り返し行われる職業
・肘から先を強く内側に捻る動作が繰り返し行われるスポーツ
テニス肘はストレッチではまず良くならない症状の典型であり、体の構造を理解できていなければ、マッサージでも整体でも何をやっても解消することは難しい
この女性の場合は、肘に熱感があり、手首の過度な回内(内側にねじれること)が起きており、肘でも、肩でも過度な回内が起きていた
回内をほどくように筋肉を緩めていくと同時に、橈骨、尺骨、上腕骨のニュートラルポジションの調整で終了
明日も練習があるというので、練習後はアイシングをして肘を休めるように指示